解像度600dpiのデータを作成し、モノクロレーザープリンタで
B5サイズの用紙に出力して1冊の本にまとめる。
<原稿用紙>
市販の同人原稿用紙(A4サイズ)
もしくは、これに準じたフォーマットの用紙を使用すると楽。
基本的に、原稿用紙に同梱されている説明書のとおり描けばよい。
※A4サイズの同人原稿用紙とは、用紙全体の大きさがA4で、
描画領域がB5となっているもの。
描画領域がA4の原稿用紙は用紙全体の大きさがB4であり、
「投稿用」あるいは「プロ用」と呼ばれている。
購入の際、よく確認すること。
※フルデジタルで原稿を作成する場合はこの限りではない。
以下「具体的な原稿サイズ」参照のこと。
<具体的な原稿サイズ>
B5実寸は182×257mm、解像度600dpiでは4299×6071pixelsとなる。
モノクロレーザープリンタの性質上いわゆるフチなし印刷はできないため、
余白となる外周部分を削った168×243mm(3969×5740pixels)
の領域をスキャンしてデジタルデータ化する。
・B5原稿用紙のサイズと描画領域 → ■
・データ化する領域 → ■
※原稿用紙によってコマ割りの基本線=内枠の数値は多少異なるが、
要は3969×5740pixelsの領域内に絵が収まるようにすればよいのであり、
原稿用紙のサイズは問わない。ただしスキャナーが必要になることを考えると、
A4の同人用原稿用紙を使うのが一番楽である。
※描画領域内でも内枠からはみ出して描くと印刷されず切れてしまう可能性があるので、
特にフキダシ(セリフ)や効果音などが内枠から外に出る場合には
手元にあるプリンタで出力してどのように印刷されるか確認しておくこと。
※フルデジタルで原稿を作成する場合も、最終的に3969×5740pixelsの領域内に
絵が収まるようにデータを作ればよい。
<タチキリと見開きに関する注意>
印刷に使用するモノクロレーザープリンタの性質上、
タチキリ、見開きは作者の意図通り仕上がらない場合が多いので
なるべく避けることが望ましい。
※一般のオフセット印刷の場合、印刷所の指示通りに原稿を作成すれば
タチキリ、見開きが問題になることはほとんどない。
<データの二値化>
原稿用紙をスキャンしたデータ、
あるいはフルデジタルで作成した描画データは、
レイヤーは統合し、出力用にモノクロ二値化しておく。
保存形式はPSDまたはGIFを推奨。
※一般的なオフセット印刷でモノクロデータ入稿する場合、
入稿データ形式はEPSであることが多い。
印刷所によって指定が異なるので、事前によく確認すること。
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